750 スポルト・インテルナツィオナーレ
エンジン
直列フロントエンジン。FIAT500エンジンを基に、鋳鉄一体成型シリンダーブロック、軽合金製シリンダーヘッドを備える。1950年以後スタンゲリーニ製・軽合金一体成型シリンダーブロック、軽合金製シリンダーヘッドに移行。
気筒数
直列4気筒(1950年以降、スラスト軸より
6,5mmオフセット化)
内径×行程
55x78mm(1950年以降59x68mm、
1952年以降62×61,5mmまたは58x70mm)
総排気量
741cc(1950年以降743cc、1952年以降743cc
または741cc)
最大出力
40馬力/6.000rpm(1950年以降 50馬力/ 6.500rpm、1952年以降60馬力/
7.500rpmから75馬力/8.500rpmへ進化)
潤滑方法
ウエットサンプ圧送式
冷却方法
冷却水強制循環式
弁機構
サイドバルブ機構(クランクケース内ラテラル・カムシャフトより、プッシュロッド、ロッカーアームを介する)1950年以降チェーン駆動式ダブル・オーバヘッド・カムシャフト機構化。
燃料供給装置
ウェーバー製アップドラフト・キャブレター、2基
(1952年以降、同社製DRN32アップドラフト・
キャブレター、2基。1954年以降、同社製DCOツイ
ンチョーク・キャブレター2基)
点火装置
バッテリー、ディストリビューターによる
シンブルプラグ点火方式
クラッチ
乾式単板クラッチ
ギアボックス
4速+リバース(1960年より5速化)
シャーシ
鋼管フレームに補強サイドメンバーとクロスメンバーを追加
フロントサスペンション
独立懸架式、ウィッシュボーン型ラテラル・ロアー・アーム、ラテラル・アッパー・リーフスプリング、収縮式オイル・ショックアブソーバー。1956年以降、独立懸架式、ダブルウィッシュボーン型ラテラル・アーム、コイル・スプリングとの収縮式オイル・ショックアブソーバー・ユニットへ仕様変更。
リアサスペンション
車軸懸架式、スラスト・リーフスプリング、オイル・ショックアブソーバー。1953年以降、車軸懸架式、アッパーおよび、ロアー・アーム、コイルスプリングとの収縮式オイル・ショックアブソーバー・ユニット、ラテラル・ワイヤー保持仕様に変更。
ブレーキ
アウトボード・ドラムブレーキ
ホイールベース
2.000mm(1953年より2.020mmへ移行)
トレッド
フロント1.163mm、リア1.133mm(1953年よりフロント1.160mm、リア1.130mmへ変更)
タイヤ
前輪4,25-15、後輪4,25-15
ボディ
アルミ製モノコック・オープン2シーターまたはアルミ製サイクルフェンダー付き筒状ボディ(1953年より一体構造化)
乾燥重量
400~450Kg
製造年
1948年~1958年